本当にどうでもいい話ですが、俺が小さい頃、周りの大人がせっかく美味しいものを食べているのにニコニコもせず顔をしかめて、「くそ」や「畜生」といった荒々しい言葉を吐くのが理解できませんでした。でも最近、そうしている自分に気づいたんです(笑)。
この時の自分の気持ちは、美味しくて幸せでニコニコ、というものとは明らかに違います。
痛気持ちいいに近い感じでしょうか。でも、それとも違うかもしれません。
食事が俺を責めているような感じです。「これでもか、これでもか」というふうに。
記憶とも関係していると思います。だから「期待通りにおいしい時」にそう感じるのでしょう。
乱暴な言い方をすると、食べ物という単なるモノが俺の快楽を見極めてそこを責めてくるので、「モノごときにこんな気分を揺さぶられるのか、生意気な奴め。それはいかん」といった感じに近いかもしれません。