災害、高齢者問題、ストレス、すべてから解放される街、1000年ユートピア構想をたちあげました。
こういうのはどうでしょうか。
60歳以上しか住めない特区を作ります。
コンセプトは「便利さはないが、ずっといられる場所」です。
当初は「現代の姥捨て山」「高齢者でつくる共産国家」などと揶揄されるでしょう。
しかしあくまで60歳以上の希望者だけが住める特区なのです。
「老人が快適に住むこと」に関わる仕事をするひとは例外的に住むことができます。例えば、配達、医療、電気工事、などです。
そして健康と住民同士のふれあいのために、基本的に日中は畑仕事をすることが推奨されています。
ですから、この特区はずっとこういう街並みが続いています。
この特区には10件ごとに班長がいて、彼/彼女が畑仕事の具合をみたり、健康の具合を把握したりします。
お店はありますが、大きくありません。実はこの特区内で、60歳以上の方の自動車の運転は禁止されているのです。
そもそも自動車を保有することが認められていません。
厳しく思われるかもしれませんが、このことがこの特区を平和・安全を保障することになるのです。
外部や、高齢者サービスのために、59歳以下の方が運転する車両も時速50キロ以上はだしてはいけません。
↑特区の家の敷地内には必ず畑があることが義務付けられている。その畑をきちんと管理して収穫することが、この家の家賃、水道光熱費がただになる条件なのだ。
家はバリアフリーなのはもちろん、オール電化であるから火事はおこらない。
また食費、生活品も一ヶ月に一回、最低限のものが現物支給される。
つまり車はもってはいけないし、運転もしてはいけないが、畑仕事をしている限り何も心配せず生きていけるのです。
ではこんな素晴らしい場所に誰が入れるのでしょうか。
努力家や徳を積んだひとがはいれるようになっています。
政府はアプリを開発してマイナンバーカードと紐づけしました。
そこには各個人の犯罪歴、運動習慣、ボランティア活動などがデータではいっています。
当初は「ボランティアまでDX化かよ」と批判もありましたが、政府の「努力家や、よい人にはよい老後を贈ることが、我々の国に努力家やよい人を増やす方法だ」と主張し実現されました。
実は政府の一番の狙いはそこでした。
「老後に特区を用意するから、運動をしっかりして、悪いことはせず、生きてくれ。」ということなのです。
むやみに年金を増やすよりも、社会に良い変化をもたらしますね。
特区入口。AI分析監視カメラが多く、住民と、高齢者サービス以外の者は入れなくなっている。
特区遠景。のどかで、欲や争いはない。
さて、つぎに59歳以下のひとたちや、上記特区にはいれなかった60歳以上の方々のユートピアをみてみましょう。
すべてが合理的で、老若男女問わず便利で楽しい街、そもそも、街並みがディズニーっぽくされているからみんな住みたい街、ちょっとコストが高くても安全だしおしゃれだし便利だし未来感すげえから、みんな住みたい街、そういう街をつくりたい。
そして、ただ住んでいれば、そんなに収入がなくても、最低限生きていけるような街。
すべてのひとが人生を謳歌し、災害や生老病死におびえない、毎日毎日たのしい、そんな夢の街。毎日毎日、ディズニーランドにいるような、そんな夢のユートピア。
これは可能なはずだ。夢ではない。
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