リンク 日経平均「史上最悪の大暴落」の夜、個人資産800億円「伝説の投資家」が「必死にやっていたこと」
まずこの清原 達郎っていうお方の経歴がすごすぎる。
清原 達郎(きよはら・たつろう)
投資家
1981年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。同年、野村證券に入社、海外投資顧問室に配属。スタンフォード大学で経営学修士号(MBA)取得後、1986年に野村證券NY支店に配属。1991年、ゴールドマン・サックス証券東京支店に転職。その後モルガン・スタンレー証券、スパークス投資顧問を経て、98年、タワー投資顧問で基幹ファンド「タワーK1ファンド」をローンチ。2005年に発表された最後の高額納税者名簿(長者番付)で全国トップに躍り出る。2023年、「タワーK1ファンド」の運用を終了し、退社。
リンク 東洋経済
さて2024.8.5令和のブラックマンデーでこの方がやったことは、「引退していたから当日8.5の東証の相場では何もできなかったが、その夜に全力でメガバンクなどを買いにいった」ということ。
次の日、つまり8.6に日本株寄り付き買いをしようというわけだ。
テレビでは今回の大暴落は日銀の利上げのせいといっていたが、清原氏はそうは考えていなかった。
極端な円安はドルを売る介入ではなおらない。よって日銀が利上げをすれば、円が高くなり、極端な円安が是正される(利率が高い通貨で運用したいという思惑がでるため)。0.25%の金利上昇では日本は不況にはならないというのが清原氏の考えだ(利上げをすると会社は借金をしづらくなるから、ふつうう会社の利益がさがり不況になるという定説がある)。
強欲ヘッジファンドがポジションをふやしていたドル高円安を利用した取引バブルが日銀利上げによりはじけたと考えているようだ。
清原氏はメガバンクを中心に購入した。
ちょっと俺なりの例をだしてみる。
三菱UFJフィナンシャル・グループは今年の最高値が1850円で、2024.8.5は1200円までさがったから最高値よりマイナス35%までなった。2024.8.8現在、株価1400円ほどで配当利回り3.57%。まだ安いといえるかもしれないが、買ってもよいか。投資は自己責任で。
さらに清原氏のトーシローむけの投資術も非常に単純明快だ。
個人資産800億円、最後の長者番付1位の「伝説の投資家」が明かした、株式投資で損をしない「たった2つのコツ」
「株式投資で一番大事なことは、持っている株が下がった時に売らないこと。二番目に大事なことは、株価が暴落した時に株を買うことです。これは素人には難しいかもしれませんが、TOPIX(東証株価指数)に連動するETF(上場投資信託)の積み立て投資なら暴落の際にも株式の購入が自動的にできます」という。
TOPIX(東証株価指数)に連動するETFかぁ。たとえばiFreeETF TOPIX(年4回決算型)は信託報酬0.066%とお安いね。
日本の大型株はOPIXのETFを利用する。投資家に広く知られている大型株は、リサーチしても得るものが少ないのでETFに任せるのが合理的。100万円をTOPIXのETFに投資し、残りの100万円で小型株に投資。
小型株の中でPBR(株価純資産倍率)とPER(株価収益率)、ネットキャッシュ比率で見て、割安な株の中から20銘柄ぐらい選んで登録して株価の動きをモニターする。
なんともシンプルで、説得力がある(長者番付一位)お言葉だ。
むかし、俺もPBR、PERは調べたことがある。
PBR・・・1より小さい場合が格安
PER・・・10より小さい場合が格安
大暴落で買うだけ。こんなに単純明快なのになかなかできない(笑)。