紙幣洗浄 ― ATMとセルフレジの奇妙な世界

セブンイレブンのセルフレジを使っていて、ふと思うことがある。銀行のATMでは突き返されるような紙幣でも、セルフレジだと意外とすんなり通ることが多いのだ。

角が少し破れている。くしゃくしゃになっている。

そんな紙幣を銀行のATMで入金しようとすると、「ピッ」と無情に返却。

精度が高く設定されているのか、銀行のATMはとにかく厳しい。ときには、銀行のATMで引き出したばかりの紙幣を、そのまま両替機に入れたら返されたことすらある。

その瞬間、機械に向かって心の中でこう叫ぶ。「おまえのところが出してきた札やんけ!!!」

もちろん機械は何も答えない。ただ静かに、札を吐き出すだけである。

一方で、コンビニのセルフレジは意外と寛容だ。銀行ATMでは拒否された紙幣でも、普通に受け取ってくれることがある。

もっとも、その代わりなのか、釣り銭にかなり年季の入った紙幣が混じっていることも多い。まるで社会の中で行き場を失った紙幣たちの避難所のようだ。

そういえば以前、少し破れたところをセロテープで補修された千円札が、まるでババ抜きの「ババ」のように私の手元に回ってきたことがあった。

これがなかなか手強い。

多くのセルフレジで拒否され、やっとのことで「店員が目視確認するタイプの店」でそのババを放出することができた。

あのときの解放感といったらない。

こういう経験をすると、ふと思い出すことがある。同期の結婚ラッシュの時期だ。

ご祝儀袋に入れるためのピン札を手に入れるべく、ATMからお金を引き出しては入れ、また引き出しては入れ…そんな作業を何度も繰り返していた。

あれはある意味、資金洗浄ならぬ「紙幣洗浄」だったのかもしれない。





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