おにぎり1個で200円。
もはやコンビニは、ふらっと立ち寄る場所ではなく、インバウンド向けや「どうしても」の時の贅沢な場所に変わりつつあるのかもしれません。
明治の板チョコすら1枚200円を超える今、おやつも食事も「自炊」が一番の防衛策。
少し歩きますが、天気の良い休日に公園のベンチでおにぎりや肉まん、お茶を楽しむ時間は格別です。かつては当たり前だったこのセットも、今や立派な「プチ贅沢」。
先日、280円の「いくらおにぎり」を買ったのですが……いくらが、わずか8粒。
でも、考え方を変えれば、ラーメン1杯1,500円が当たり前になりつつある今、「おにぎり200円はまだ安い!」と捉えるべきなのかもしれません。

さてでは、利上げすれば物価は元に戻るのか?
中央銀行(日本銀行など)が利上げをすると、確かに物価の上昇スピードは緩やかになる。しかし、インフレが落ち着くことと、物価そのものが昔の水準に戻ることは別。
経済学的には、極端なデフレは不況を招くため、政府や日銀は「物価が元に戻ること」は目指していません。
むしろ「物価は緩やかに(年2%程度)上がり続け、それ以上に給料が上がること」をゴールにしている。
明治時代初期の「1円」は、今の価値に換算すると数万円に相当。なぜこれほど差が出たのでしょうか。
それは、資本主義が「拡大」を前提としているからです。
人口が増え、技術が進歩する。
より多くのモノやサービスが生み出される。
それらを円滑に取引するために、世の中に出回る「お金の量」も増やし続ける必要がある。
お金の量が増えれば、相対的に「お金1単位あたりの価値」は下がる。
これが超長期で見たインフレの正体。資本主義における「超長期インフレ」は宿命。
中央銀行はお金を刷ることができますが、金(ゴールド)のような実物資産には限りがあります。
基本的にお金の量は増え続ける(貨幣の価値はうすらいでいく)運命にあります。