自分が嫌なこと、不必要なことは、絶対に避けるべきで、それらと付き合う時間は最小限にすべきです。
なぜでしょうか。
もちろん、時間と労力の無駄であるのは当たり前のこととしてあります。
それ以外に、もっと重要な理由があるのです。
それは、「寝ている時間に、否が応でもでも、起きている時にかかわったことは脳が処理しなければいけないため、そういう負の出来事にかかずらわっていると、正の出来事の処理に割く割合が相対的にさがってしまうため」です。
寝ている時に、突然誰かに起こされるとわかります。
「え、俺今、起きている時にあった、嫌な奴との出来事を考えていたんだ」と。
脳は好む好まざるにかかわらず、起きている時に起こった出来事をすべて睡眠中に処理しているのです。
嫌な奴との出来事も、自動的に処理しているのです。
そんなところに睡眠中の脳の処理能力を割くのは誰だっていやですよね。
もっと、将来の夢とか、大好きな人と幸福を広げるためとか、そういうところに睡眠中の脳の処理能力を使いたいですよね。
でも、日中に嫌な奴、嫌なことと対面すると、脳は睡眠中に勝手に処理をするのです。この自動処理は誰にも止められません。もちろん本人でさえも。
ですから、起きている間は、そもそも嫌な奴、嫌なこととの関わりはできるだけ避けて、避けて、遠ざけなければなりません。