全世界株/オルカンの特徴
1. 全世界に分散投資
全世界株/オルカンはMSCI ACWI指数やFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するようにつくられている。以下、話を簡単にするために、三菱UFJがだしている投資信託のオルカンをイメージしてほしい。これはMSCI ACWI指数に連動している。
MSCI ACWI指数は、先進国と新興国からなる50以上の国と地域の約3,000銘柄で構成されており、国や業種の偏りを抑えた投資が可能で、日本株もはいっており、MSCI ACWIにおける日本の割合は約5%。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは小型株まで含まれている。
2. 時価総額加重型
MSCI ACWI指数は各株の時価総額に応じて組み入れ比率が決まり、これを時価総額加重型という。極端な話、アップル社の時価総額が99兆円で、世界のほかのすべての株の時価総額の合計が1兆円であれば、MSCI ACWI指数の99%をアップル社を占めることになる。
時価総額加重型により経済成長が著しい国や企業の比率が自然と高くなり、世界経済の成長を反映しやすくなっている。
MSCI ACWIの銘柄組み替えは年4回、2月・5月・8月・11月に行われる。
3. 個別株の選定不要
個別銘柄を選ぶ手間がなく、一つのファンドを購入するだけで世界中の株式に投資できるため、初心者でも手軽に資産運用を始めることができます。俺も個別株で失敗を繰り返し、結局オルカンに全集中することが合理的であることに気づいた。
橘玲は数十年前からオルカン一択を推奨している。
|
|
4. 低コストで運用可能
MSCI ACWI指数に連動する投資信託の中でも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、信託報酬が低く、コストを抑えながら運用できる点が魅力です。
メリットとデメリット
メリット
- 世界経済の成長を取り込める:全世界の株式市場に投資するため、長期的に成長する可能性が高い。
- リスク分散効果が高い:国や業種を分散することで、特定の国や地域のリスクを軽減できる。
- 運用コストが低い:インデックス型のため、アクティブファンドより手数料が安い。
デメリット
- 短期的なリターンは低い可能性:市場全体に分散投資するため、特定の国や業種に集中投資するよりも爆発的な利益は期待しにくい。
- 為替リスクがある:外国株に投資するため、円高の影響を受ける可能性がある。
オルカンはどんな人に向いているか?
- 長期的な資産形成を目指す人
- リスク分散を重視したい人
- 個別株の選定が面倒な人、財務諸表とかまできちんと勉強できない人、株を毎日選んだり株価みたり、それで一喜一憂する時間が無駄であり他のことをしたいと思う人
- 手数料を抑えて運用したい人
| 種類 | 商品名 | 概要 | 信託報酬(経費率) |
|---|---|---|---|
| 米国ETF | iShares MSCI All Country World Index ETF (ACWI) | 世界全体の株式市場に投資、先進国と新興国を含む | 約0.32% |
| 東証ETF | 上場インデックス世界株式(MSCI ACWI)除く日本(1554) | 日本を除く世界の先進国・新興国の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均し指数化したMSCI ACWI ex Japanインデックスに連動。 「おれは日本に人的資本を投資している(働いている)し、通貨はほぼ日本円でもってるから、リスク分析のため日本株はいらねーわ」という人むけか。 |
0.26% |
| 東証ETF | MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559) | MSCI ACWIに連動。ETFだから暴落のその時にすぐ買える。配当が1%くらいでてしまうからNISAで再投資による複利効果を最大限に発揮するには不向きか。 | 0.0858% |
| 日本投資信託 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | MSCI ACWIではなくFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(小型株を含まないMSCIの指数が約3000銘柄であるのに対して、小型株を含むFTSEの指数は約9000銘柄)に連動。低コスト。分配金(=配当)でない(NISA用としては好都合)。これのSBIバージョンもあり、信託報酬はすこし安い。 | 0.179% |
| 日本投資信託 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | MSCI ACWIに連動。低コスト。分配金(=配当)がでないが、その分は投資信託の会社が再投資して投資信託の基準価格をあげていく。NISA枠で保有しておけば、NISA枠自体が生涯1800万円であっても、その枠をいくらでもではみだして自己成長していくイメージ。 | 0.057% |