
FXYという米国ETFがある。
アメリカのヤフーファイナンス FXY
これはドル円の為替ETFだ。円が安くなればなるほど、このETFの値段はさがる。
例えば、2011年12月30日、一ドル77.74円であったとき、このFXYは127.93ドルだった。
2021年8月某日、一ドル110.89円であったとき、このFXYは85.71ドルだった。
そして、2022年8月某日、一ドル136.31円であったとき、このFXYは68.34ドル、という具体だ。
このFXYと、FXでの米ドル買いポジションを両方もつことによって、安全にスワップ金利をゲットできないか。
FXYを2株かうと同時にFXで100ドル分の買いポジションを建てる。
FXYは円をドルに変換して買って、売ってドルから円に戻すと、いつどんな場合でもプラスマイナスゼロという不思議なETFなのだ。なぜならFXYの値段と、一ドル分の円は反比例するからだ。
[FXYの値段(ドル)]=a/[一ドルの円換算値(円)]、a=定数(約9500くらい)
これを変形すると
[FXYの値段(ドル)]×[一ドルの円換算値(円)]=a、a=定数(約9500くらい)
円安になればFXは当然ポジション損益でもプラスになるしスワップ金利もたまるからプラス。FXYは円に反比例するから下がるが、どれだけさがっても売ってその時点で円にかえてしまえば、上記の式よりプラスマイナスゼロなのだ。
さて問題が円高のときだ。FXはスワップ金利はたまるがポジション損益はマイナスとなる。べつにマイナスになっても決済しなければ損にはならないが精神衛生上よくない。円高のときはFXYは上がる、ただしこれは円安の時と同様に、どれだけあがっても、その時点で売ってその時点で円にかえてしまえば、上記の式よりプラスマイナスゼロ。ここまでで円高のときはFXの含み損が問題になる。そこであらかじめ「FXYを2株かうと同時にFXで100ドル分の買いポジションを建てる。」をしておいたのだ。円高のとき、できるだけど天井において、FXYを半分売るのだ。そうするとドルベースでは儲けたことになる。しかし円にはそのときにはかえずにドルのまま保有し、円安になったときに円にかえるのだ。
FXYを買える証券会社をさがしたところ、マネックス証券があった。
1.マネックス証券に入金した円を、”総合口座”から”外国株取引口座”へ移す(パソコン)
(1から2の間は、数日待つ必要あり)
2.円からドルへ振替(パソコン)
3.スマホのアプリで購入(スマホ)
ほかにFXYを買える証券会社をさがしたところ、サクソバンク証券があった。
サクソバンク証券は安全な証券会社だろうか。
証券会社の破綻時に、その証券会社が投資者保護基金に加入していれば、投資者保護基金が客一人当たり1,000万円を限度として補償します。
サクソバンク証券はこれにきちんと加入しているようだ。(心配な方はご自身でリサーチを)
日本投資者保護基金 会員

FXYだが野村証券に問い合わせしても、取り扱いしてなかった。(2022年9月)
8がつ
2位